サーモスタット(オーバーヒートを防ぐ装置)を交換

ハイエースのエンジンルーム(サーモスタット周辺を撮影)

エンジンの冷却水を一定温度に保つ役割をしている『サーモスタット』を交換しました。

あつみ社長

今回は車検の際に冷却水漏れを発見し、原因となるサーモスタットを交換させて頂きました。
サーモスタットの役割や機能も合わせてご紹介しますので参考にどうぞ。

ここからの目次

サーモスタット交換ビフォーアフター

ビフォー(交換前)

ハイエースのエンジン。サーモスタット部分を撮影(カバーで覆われている)

アフター(交換後)

【交換後】ハイエースのエンジン。交換したサーモスタット部分を撮影

サーモスタットとは。3つの役割

サーモスタットとはエンジンの冷却水を一定温度に保つための重要な部品です。

あつみ社長

主に3つの役割があります。

Point
冷却水の温度調整

エンジンは、適切な温度範囲で動作するように設計されています。

サーモスタットは、冷却水の温度を監視し、必要に応じて冷却水の流れを調整することで、エンジン温度を最適な状態に保ちます。

Point
オーバーヒート防止

エンジンが高温になりすぎると、オーバーヒートを引き起こし、故障の原因となります。

冷却水の温度が上昇しすぎると、サーモスタットがラジエーターに冷却水を循環させ、エンジンを冷却することでオーバーヒートを防止します。

Point
暖機運転の効率化

エンジンが冷えているときは、冷却水の循環を抑制し、エンジンの早期暖機を促進します。
これにより、燃焼効率が向上し、燃料消費量を抑えることができます。

サーモスタットが故障するとどうなる?

サーモスタットが故障すると、ラジエターに冷却水が循環されず、エンジンが高温になり過ぎてオーバーヒートを引き起こす原因になることがあります。

また、逆にサーモスタットが開きっぱなしになるとラジエターに冷却水が常に循環しエンジンが十分に温まらないという症状を引き起こす可能性もあります。

ハイエースのエンジンルーム(下から撮影)

サーモスタットの異常で表れる症状

サーモスタットの故障は水温計が通常より高温を示したり、逆に全く温度が上がらないといった症状は、サーモスタットの故障が疑われます。

クーラントランプ(水温警告灯)

クーラントが無くなれば水温警告灯が点灯します。

クーラント漏れ

クーラントが漏れている場合は、なかなか気付くのが難しいでしょう。

冬の場合は、エンジンルーム下の雪が赤くなっていることで気付けるケースもございます。

車の故障・車検・点検、お気軽にご相談ください。

渥美自動車は札幌市西区に面した、北区新川に整備工場がございます。
故障による修理や車検時の点検はもちろん、通常時の点検も承っております。

あつみ社長

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